2012年11月16日金曜日

残酷な現実

今日は昨日とうってかわって、麗らかな秋の一日でした…ココ関西の片隅辺り。

マジで昨日の北風と雨は何だったんだか?
今週唯一?の休みも結局消えるんだけど…布団干したい( ;´Д`)
ふかふかのお布団で至福の時を過ごしたい。

今日はおとんの病院に着いて行く為に早くから起きて家事を片付けて。
休みに早起き…何か間違ってる気がするよ。
昨日の天気の所為で洗濯物がどえらい事になってます。
おとんの転院出来るかも知れない病院に付き合う…ホンマにおかん一人やと何仕出かすか判らんからな。
実際、今日行く病院も勝手に自分で電話して色々聞いて…そう言うたら凄くしっかり者みたいやけど、こういうのはケアマネさんとか、今入院している病院から紹介してもらった方が絶対にいいと思うんだがorz
大体、元々が精神科の病院だし…何となくそんな所に自分の父親入れたくないんだけど。
だからと言って、管理人が介護出来る訳でなし、毎日の様に実家に行ってあげられる訳でなし。
無力だ(T_T)

暫くぶりで会ったおとんは実際可なり弱っている様だった。
相当痩せてしまったし、自力で歩行する事も困難そうだ。
そして…一番ショックだったのは管理人の事が誰か判らなかったこと。
確かに、もう何ヶ月会ってなかったっけ?ってレベルではあったけど…ばぁちゃんは忘れてなかったのにorz
妹と勘違いされていた様で落ち込むわ。
全く見た目も何もかも違うって言うのにヽ(;▽;)ノ
車の窓から外を眺めて、もうすっかり秋も深まったな~なんて話して居ると、全く穏やかそのものなのに。
仕事がエンジニアだった所為なのか、凄くこだわりが強いし、頑固な面もあるので母とは性格的に合わないから、余計に母には介護が負担にななんだろうな。
近年、キレイに改装されたのであろう病院は昔のイメージを完全に捨て去り、実に明るくて解放的な外観になっていた。
昔は灰色のコンクリートの陰鬱な建物で…如何にも精神科の病院ぽかった。
大きくアールを描いた窓からはさんさんと太陽の光が降り注ぎ、おとんを日向ぼっこさせつつ受付が終わるのを待っていた。
診察室のある所は奥の方で日が差さない所為か寒々しかった。
やがて診察の順番が来てみんなで中に入った。
簡単な記憶力テストとか、名前や年齢などの質問に完璧に違う数字を答えるおとんorz
現実って残酷よね。
本人は正しいと思って答えているのに…みんな間違ってて、それでも誰もそれを正す訳でもなく質問だけされて。
おとんは途中でCT撮りに行って、先生とおかんと話が始まった。
おとんが帰って来ても話しが終わらないので、外でおとんと2人で話してた。
管理人と話す時は穏やかで、やや人の名前とかがゴチャゴチャになったりするけど、普通に会話。
「おまえ、そうやってたらキレイだな~、恋でもしてるのか?」と真面目に言うものだから吹きそうになった。
イヤ、お茶なんか飲んで居る席でなくて良かった(;´Д`A
てか、どこをどう見たらそういう結論に達するんだか…。
おかんもそんな事には気付きもしないのに…変な所で勘が働くのな。
ま、仕事も楽しいしやり甲斐あるしちゃう?って言っておいたけど。

結構待っている時間が長かったので色んな話をゆっくり出来て…有意義なひと時だった。

再び呼ばれて診察室に戻ると…CTの写真では少し脳の隙間は広いけど、そんなに酷い訳ではないらしい。
結果から言えば、この病院には入れないとのこと。
そりゃそうだろう。
おかんには多分入れないと思うって言ってたけど、その通りになった。
おかんは「それならあたしが看るしかないわな」と開き直っていたけれど…大体、勝手に自分で病院探すって無謀だろ?
てか、一つ間違うと家で看たくないから、どっかの病院にぶちこもうとしている様に思われるんじゃ?って管理人は危惧してた。
おかんも自分が先走ったのが悪かったとは言ってたけど…きっとまた同じ様な事するんじゃないかな?

また、現在入院している病院に帰る道すがら…おかんのおとんへのモノの言い方に、管理人の胃がキリキリした。
ホンマ…この人ら、何で夫婦なんやろ?
割れ鍋に綴じ蓋とか言うけど…全く相入れない感じだよね。
病院に帰って遅めの食事をさせる時でも、棘がイッパイ刺さってこっちが苦しい。
ま、おとんにだって悪い面もあるけど。
子どもとしては…どちらも親であり…そのどちらか片方を否定しても、自分を否定する事になる訳なんだがな。
どちらか1人でも欠けたら、自分はこの世に存在しないんだから。

案の定…実家で昼ごはん食べたらポンペ来たわ。
意外にヤワな精神力。
でも、それくらい心が苦しかったんだよ。

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